現場での塗装が無理な場合は・・

こんにちは、岐阜市内は朝からずっと 本気の雨が降っています。

今朝も雨漏りの問い合わせと調査からはじまった1日ですが、皆様はGW明けの本日、如何お過ごしでしょうか?

 

さて5/2のブログでも若干触れましたが、最近 塗装+鉄 場合によっては 鉄+塗装 のパターンの

お仕事が増えてきております。

 

今年に入ってから、農業用水の水門ゲート(3基) の リフレッシュ するお仕事がありました。

 

①傷んで古くなったゲートを取外して

②工場に運んで修理して

③綺麗に直してからゲートを取付ける

 

上記のようなお仕事をしております。文字で書くと『ふ~ん・・』 程度の感覚かとおもいますが、

実際は塗装の範疇を遥かに超えておりました。

 

現場での写真で説明すると

①こんな光景の場所の コンクリートで覆われた外観

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②上に登って中を覗くと、古くて傷んだ年期をかんじる水門のゲート

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③クレーンを使って取り外して地上に下ろしてみると

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④水門ゲートの鉄が、例えてみると ケーキのミルフィーユのように層状に傷んでおりました

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⑤大型車両で工場に傷つけないように運んで

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⑥工場に運んだゲートは まず初めに かなり傷んで酷い鉄面を、斫り機で 削ぎ落として

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⑦その後に 鉄の表面を綺麗に調えるブラスト機械で鉄の地肌をととのえて

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⑧こんな感じの鉄肌になりました(ちょっと分かり難いかなぁ~)

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⑨その後腐食で無くなった鋼材を補強(溶接取付)して、その後 耐久性のよい樹脂で何層も塗り重ねてコーティング!

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⑩最後に慎重にゲートを取付けて、ちゃんと水が溜まってしっかり動くか確認して終了となりました。

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この現場(3箇所とも)、いつも下方向が湧水と河川からの水が流れていて環境が高湿度となっており

現場でのリフレッシュ(塗装)工事が難しい場所なんです。だからゲートを、取外して取付ける方法での仕事となりました。

 

ほんと 鉄が関わるお仕事、楽しいんですょ!! やり甲斐もありますしね。。

ただ気をつけないと3.5mの大きさで、5トン以上の重さがありましたので、油断すると落下する大きな事故になってしまうので

細心の注意をはらいました。

 

今回の案件は、今後3年間どれくらい錆が顕れずに耐久性がよいのか?それともあまりよくないのか??

経過観測をしていくテストモデルのお仕事で、今後の経過観測がどうなっていくのか とても楽しみです。

 

それでは今日はここまでにします・・。

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